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フライパンが踊る!包丁が叫ぶ!厨房の芸術家!
料理人 絵里子の「古今東西美食通信」 form ブリュッセル

   
VOL1  第1回はお野菜をモリモリ食べられるバーニャカウダソースです。
 


アンチョビを使ってこっくりとした深い味わいのソース。でもサッパリとした食感のお野菜とよくあっていて、前菜にはピッタリですので、ぜひお試しください。
材料
にんにく      1株
アンチョビ     カンヅメ 1缶(50g)
オリーブオイル  2/3カップ
生クリーム    1/2カップ

作り方


1.にんにくは皮をむき、芯をとってお鍋にひたひたのお水を注いで火に
かける。
柔らかくなるまで弱火で煮る。お水の代わりに牛乳で煮ると、においが
少しマイルドになります。
2.アンチョビは水に2、30分さらして、塩気をとる。
3.柔らかくなったにんにくをマッシャーでつぶし、アンチョビを加えて
木べらでつぶしペースト状にする。小鍋に移して、弱火でかき混ぜながら煮る。
4.煮立ったら、生クリームを加え、よく混ぜながらとろみをつける。

このつぶす作業はフードプロセッサーがあれば、超簡単。実家に居る時に
はこれを使うのですが、ブリュッセルでは、けちけち留学生生活なので、プロセッサーがないのです。原始的に木べらでつぶして頑張っています。
このソースを小さな器に入れて、携帯用の固形燃料を入れたアロマテラピ
ーに使うような小鉢の上で、温めながらスティック型に切ったセロリ、大根、赤、黄、オレンジのピーマン、アスパラ,カリフラワー等のお野菜をつけて戴きます。
冷めたものは上下に分離して固まったような状態になりますが、これも再
びかき混ぜるとクリーミーなソースになり、お好みでサワークリームなど少量入れても美味しいです。
私がこれに一番合うと思っているお野菜は、今まで何度も書きましたが、 ヨーロッパでは春先に出回る白アスパラ。
もう止まらないぐらい食べてしまいます。
日本では白アスパラが信じられないくらい高いので、来年からは余り食べられないかも。グリーンアスパラで我慢するしかないのかな。ちなみに芽キャベツもいけます。余ったソースはパスタにかけてもおいしいです。
私はそのうえになんとカラスミをかけて食べました。幸せなひとときでした….
このソースをトライした結果や美味しい情報がありましたら、ぜひメールを下さいね。
そのうち、掲示板を作る予定もあるようですので。それではまた次回、貴方をグルメワールドにお誘いします!
                                
絵里子

 

VOL2  第2回はベルギー特産の冬野菜シコンを使った料理です。
 


この白菜の芯のほうに良く似たシコンはフランス語でアンディーブとも言
うのですが、このシコンはベルギーの食材として欠かせない物で、スーパーでは必ず見
かけます。
独特の苦味が美味しくて、サラダでも良く頂きますが、今日は代表的なベルギー料理のひとつ、"Chicon au Jambon Gratin"をご紹介しましょう。

材料
・シコン(チコリまたはアンディーブとも言う。)大きめ3個
・ボンレスハム 3枚
・レモン汁 半個
バター
・ソースベシャメル  (牛乳 400cc バター 20g 小麦粉 20g)
・おろしグリュイエールチーズ 30g
・塩 コショウ

作り方


1.シコンは水洗いして、大きいものは半分に切る。鍋にバターを塗り、シコン、レモン汁を入れて、半分浸かるぐらいの水を入れ、軽く塩・コショウして蒸し煮する。

2.別の鍋にバターを入れ、小麦粉を入れて弱火で色づかないように、炒める。滑らか なクリーム状になったら、一度に牛乳を入れて、泡だて器で混ぜソース・ベシャメルを作る。塩・コショウを味をみながら適宜入れる。最後にチーズを入れるので、余りキツクしない。

3.1で蒸したシコンの水気を切り、ハムでまいてバターを塗ったグラタン皿に並べ、2のソース・ベシャメルをかける。

4.おろしたグリュイエールチーズをふりかけ220度のオーブンで焼き色がつくまで焼く。



日本では、葉がちりちりとしたレタスのようなものをアンディーヴ(エンダイブ)といったり、或いはチコリと言って売っている場合もあるようです。ベルギーではChiconで通っています。
私の好きな近所の魚介類のお店ルイーズヴィラージュでは、1.の蒸し煮したシコンそのままがサイドディッシュとして置いてあり、これもあっさりして美味しいので、奮発してロブスターを頼んだ時など付け合せによく注文しますし、お家でも、バターを使う量が少ないので、ダイエットの時にはこちらを作る事が多いです。
あと、普段作るときは、わたしはハムがあまり好きではないので、ベーコンでまいてます。でも今回はトラディショナルにハムにしてみました。しかし、日本ではシコンがとても高いですね。
大きめだと一個が300円以上しているので、白菜でも代用できるかもしれません。独特の苦味がでないかもしれませんが、白菜で試してみるのも悪くはないかもしれないです。
生でサラダもいけるシコンですが、サラダにはぜひニンニクのすりおろしたを入れたドレッシングでトライしてみて下さい。
生はさらに苦味があって、サクサクとした食感も心地良く、バゲットを焼いた朝食にピッタリです。りんごの薄切りを入れたり、オレンジ或いはグレープフルーツを入れたりして食べています。身体がリフレッシュするように感じます。生きている限り、食べる事は大事に考えたいですよね。どうぞ、お試しください!

絵里子

 

VOL3  第3回は手軽でオシャレなオードブル・ハムのムースです。
 


先月の第2回のシコングラタンの時に、実はハムが苦手と書きましたが、そのあまり積極的には食べる事の無いハムも、この簡単オードブルにすると大丈夫。
手軽でいてとても手が込んでいそうに見える(?)という多忙な人にはもってこいの一品です。

材料
・ロースハム 200g 
・スープ 100cc 
・ホワイトソース 100g 
・ゼライス 大さじ1 
・生クリーム パック

作り方


1.ゼライスを倍料の水でふやかしておく。
2.100ccの水にブイヨンキューブを入れて温め、ふやかしたゼライスを入れて溶かす。
3.ハムの脂身を切り取り、粗みじんにする。
4.以上の物を全部ミキサーにかけて、どろりとさせ、型に入れて冷やす。

とこれだけの簡単な工程で、なんとも滑らかなハムのムースのできあがり。
ほんのり桜色なので、今の季節にはぴったりです。
パセリの葉先を微塵に切ったのと、玉ねぎの摩り下ろし少々を混ぜて、布巾で青い汁を搾り出し、マヨネーズに混ぜるとグリーンのソースができます。
これを適量飾るとさらにゴージャスな前菜になります。
似たような作り方でスモークサーモンのムースもできます。こちらはもうすこし色鮮やかなサーモンピンクになりますので、両方作って少しずつ飾るときっと綺麗ですね。今度試してみましょう。

絵里子

 

VOL4  第4回はカラフル野菜のピクルスです。
 




何年か前に、ブリュッセルに遊びに来た母が、帰国する前に大量に作って
置いていってくれた野菜のピクルス。
ブリュッセルの我が家の小さな冷蔵庫が満員御礼になってしまって、ちょ
っと困りましたが、レッスンから帰って来て、『疲れた-何か食べたい!!』というときに、ベルギーチョコとこのピクルスをつまんでお紅茶を啜ると、不思議と疲れがとれたので、以来私も作り置きをよくしていました。
日本のお漬物感覚で、カラフルなお野菜いろいろをビンに入れておくと便
利です。

材料
水 1リットル  酢 200cc   塩 小匙5杯
ニンニク5片   タカノツメ少々  出し昆布10cm
カリフラワー   ニンジン   かぶ  きゅうり  セロリ 
赤ピーマン 黄ピーマン等

作り方


1.カリフラワーは洗って、小房にわける。ニンジン、きゅうり、セロリは5cm長さの拍子木に切る.
かぶは皮を剥いて、大きいものは8つ、小さいのは6つ切りぐらい。
赤・黄ピーマンは半分に切って種をとり、適当に切る。
2.水、お酢、塩、ニンニク、タカノツメ、出し昆布を一緒にお鍋にいれて火にかけ、沸騰したら止める。
3.カリフラワー、ニンジン、かぶ等固いものから、2の出し汁につけ込む、きゅうり、ピーマン等は少し漬け汁が冷めてからいれる。
4.以上を保存用のビンなどに入れて、冷めたら冷蔵庫で冷やし、1、2
週間は大丈夫。

大根とか玉ねぎ、紫キャベツなどもいけます。個人的にはカリフラワーが
一番好き。ベルギーのカリフラワーは日本のに比べると巨大で、これ一つを全部ピクルスにすると、パーティーして誰か呼ばなきゃって雰囲気になります。ブロッコリーはちょっと柔らかすぎて、余り食感が良くないような気がしま す。
これから夏にかけて、お野菜も色々出てきますので、いろんな種類で試し
てみるとよいかもしれません。これが美味しいというのがありましたら教えて下さいね。

絵里子

 

VOL5  第5回は誰もが好きになる美味しいプルーベリーのデザート
 




子供の頃はお酒のおつまみみたいなものが大好きで、積極的には食べなかったデザート類ですが、今ではお食事の〆はやはり甘いものです。
最近身体に良いと評判のプルーベリーを使ったこのデザートは、知り合いのおばちゃまから伝授された、シンプル且つ見た目が綺麗で美味しいと3拍子揃った優れものです。
ぜひお試しを!

材料

フィラデルフィアクリームチーズ 150g
砂糖                 40g
プレーンヨーグルト         50cc
生クリーム             100cc
ゼラチン               半袋
カンズメのブルーベリー      1カン

作り方


1.フィラデルフィアクリームチーズを室温に置き、少しやわらかになったら,お砂糖を入れて混ぜ合わせる。
2.生クリームを7分だてして、1.とプレーンヨーグルトを入れ混ぜ合わせる。
3.ブルーベリーのカンズメの中身とシロップを別にして、中身を2.にあわせる。
4.3.にレモン汁大さじ1を混ぜて、ガラスなどの容器に入れ、冷蔵庫で冷やす。
5.ブルーベリーのシロップ100ccにゼラチンを半袋を煮溶かしたものをいれる。
6.4.の容器に、静かに5.を流し再び冷蔵庫で冷やし固める。
7.上にミントの葉を乗せて供します。

どうですか?これで、見た目豪華なデザートの出来あがり。
基本的には混ぜて固めるだけなので、それほどの手間も時間もかかりませ ん。
こんなデザートには器に凝りたいですね。今回は深めのフリュート型シャ
ンパングラスに入れてみましたが、ワイングラスとか、マティーニグラスとかもオシャレな感じがしますよね。
私はコンタクトレンズを使っていますので、目に良いと評判のブルーベリ
ーは沢山食べたほうが良さそうです。
因みに、ブルーベリーもブリュッセルでは生で安く売っているので、よく
買って食べますが、日本の生のブルーベリー・・・うーーん高いですね。
なかなか手が届きません。でもこれは缶詰でおいしいですよ。

絵里子

VOL6  第6回はさっぱりしていて、暑い季節には一服の清涼剤のトマトのデザート
 


このトマトのシロップ漬けは、いつ食べてもほっと一息つけるおいしさ。
作り方も簡単ですので、私もよく作り置きをしています。

トマトのシロップ漬け

材料 トマト数個 水1000ccに対して砂糖500g強 2:1の割合。


作り方

1.お湯を沸かして、トマトを静かに入れ、1,2分置いて水にさらして
湯剥きする。ペティナイフ等でへたをくり貫いておく。
2.水に砂糖を入れて、暫く沸騰させる。これを冷まして、ガラスの器等
に、湯向きしたトマトと共に入れて冷蔵庫で冷やす。
3.適当な器に一つづつ入れて、上にミントの葉を飾り供する。

今回はブルッセルから帰国してすぐ日本各地の移動で、お料理をする暇も
無かったのですが、母の作っておいてくれたトマトのシロップ漬けでリフレッシュ。
こんなにシンプルな作り方ですが、もうオナカが一杯!といったような食
後にも、つるりと食べてしまえたり、飲みすぎた〜!というときにも酔い覚ましにピッタリです。
前によく行っていた近所のお店の定番デザートだったのですが、以来10
年越しに、母が我が家風に研究して、私もブリュッセルでもよく作っていました。
トマトがどうしても食べられない人(そんな人がごく稀にいますよね。私の友人にも居ます。)以外は、絶対お気に召すデザートですし、トマトが苦手な人もこれはOKと言う人もいるかも?!
これからは新鮮美味しいトマトの季節です。素材が大事ですので、よく熟れた美味しいトマトが手に入ったら、どうぞお試し下さい!

絵里子

 

VOL7  第7回は夏を乗り切るスタミナ料理の牛タンのシチューです。
 


煮こみ料理は私のお得意定番です。下準備さえ終れば、練習をしている間にじっくり煮こんで、はいご飯。ということができるので、とても便利です。
ブリュッセルでは、お肉屋さんにジビエを始め、いろいろ珍しい部位のお肉が置いてあって、或る日牛タンに挑戦!と買って作ってみました。黒い皮付き牛の舌は、そうとうグロテスクなので最初はひえ〜と退いてしまいますが、調理されると美味です。

材料

牛舌 1本 
ニンジン 1本 玉葱 1個 セロリ 1本 ブーケガルニ 1束
トマト 1個 ニンニク 1片 
小麦粉 大さじ3 赤ワイン 1500cc

作り方


1.牛舌はたっぷりの熱湯にブーケガルニ1束と一緒に1時間下湯でして、表面の皮をむ  いておく。(皮を剥いたのが売っていれば、ここは省いて) 
2.ニンジン、セロリ、玉葱、トマトは乱きり、ニンニクは粗みじんに切っておく。
3.フライパンにオリーブオイルを入れて、2の野菜を入れよく炒める。
4.3に小麦粉を加えて、弱火でよく炒め、深鍋に移してワインを入れてアルコールをとばす。
5.あくを丁寧に取り除き、蓋をして弱火でじっくり、2、3時間煮こむ。
6.柔らかくなった舌を取り出し、残りの煮汁、野菜をよく漉してソースにする。
7.6に舌を再び入れて火にかけ、塩コショウで調味して、タンを切り分け、ソースをかけて供する。

面倒なときは、野菜を漉さずにそのまま戴いても大丈夫。
ワインを使っての煮込み料理は、やはりワインも大事。ブリュッセルではワインが日本の半額以下で買えますので、良いワインを使って煮込み料理ができます。ブルゴーニュ風ビーフシチュー等、普通の牛肉の赤ワイン煮やオックステール等の煮込みは、練習中に、時々お鍋を覗いたりするのも楽しく、練習がはかどるお料理レシピです。お鍋ごとオーブンに入れて出来あがるまで覗かないレシピもあります。また別の機会にご紹介しましょう。

絵里子

 

VOL8  第8回はグレープフルーツジュースを使ったマルガリータソルベ
       サッパリ感溢れたデザートです。
 


もう9月ですが、湿気もあるし、さっぱりしたソルベはいかがでしょうか。
私は冬でも常時作りおきしていますが、テキーラのマルガリータの香が印象的で、 濃いお味のメインディッシュの後には清涼感溢れるこのソルベで、お口がすっきり締まります。
作り方も簡単、誰でもできる大変お勧めデザートです。

材料

ピンクのグレープフルーツジュース  500cc
ライム               1個
テキーラマルガリータ         70cc
ガムシロップ            1cup

作り方


1.水200ccに砂糖240gを入れ沸騰させてガムシロップを作る。
2.グレープフルーツジュース500ccにガムシロップ、マルガリータ70cc、ライムの絞り汁を入れる。
3.2.をステンレスボールなどに入れて、冷凍庫に入れ、5時間ぐらいの間に3回くらい、ファーク等でかき混ぜて凍らせる。
4.器にソルベを入れ、ミントの葉等で飾って供する。

以上いたって簡単ですが、美味しいですよ。ぜひ、お試しください。
ブリュッセルの家の近くに、各種の果物を使ったシャーベットやアイスク
リームを売っているお店がありました。以
前は良くマンゴーや洋ナシ、イチゴ、カラメル等レッスンの帰り道に買っ
て帰りました。あのお味も忘れがたい美味しさでし
たが、自分で作ってみると案外簡単にできるものだということが分かりま
した。
疲れて、甘いものがちょっとだけ欲しい!というときに、あ、そうだ冷凍
庫にアレがあったわ!と思い出すのは、
小さな幸せですね。

絵里子

 

VOL9  第9回は焼いた色とりどりのピーマンのマリネです。
 


材料

赤・黄・橙のピーマン それぞれ2個
ドレッシング
   バルサミコ酢  
   ニンニク
   塩・粒コショウ
   オリーブオイル  以上お好みで適宜

作り方


1.ピーマンを半分に切って、種を取り除き、200度のオーブンで焼く。
  こんがり焼き色がつくまで。少し冷ましてから、焦げた皮を剥く。
  縦に1cm幅くらいに切り分ける。

2.ニンニクをすりおろして、ボールにバルサミコ、塩・コショウと一緒に入れて、泡だて器でかき混ぜ、さらにオリーブオイルを入れてドレッシングを作る。
 
3.1と2を混ぜ合わせて、冷蔵庫で冷やして出来あがり。



とこれだけの手順です。いつも簡単なお料理ばかりで恐縮ですが、やはり
あまり手のこんだお料理をする時間がないので、『手早くできて、しかも美味しいもの』が基本の私のレシピですのでご了承下さい。
このピーマン類はベルギーのお隣の国オランダの特産品でもあります。もちろんベルギーでも作られています。
このマリネは頻繁に作っていました。友達にも好評でした。
留学初期の5年前は日本ではそんなにポピュラーなお野菜ではなかったよ
うな気がしますが、今はどのスーパーでも必ずある食材になりましたね。ベルギーのスーパーで売っているのは、日本のに比べると巨大でやや固めです。ですから、焼いて丁度良いのですが、日本で売られているのは、もう少し小さく繊細。
生で甘味があるので召し上がる事も多いと思います。焼くとかなり小さくなってしまいますが、お味は良いですからお試しください。

絵里子

 

VOL10  第10回はキノコが沢山、香がいっぱいのキノコのスープです。
 


材料

マッシュルーム、シイタケ、シメジ、エノキ等のきのこ類なんでも適宜。
ナメコ:1袋   ニンジン:1個   玉葱:1個   セロリ:半本
鶏肉:50g   バター:15g   ブイヨン:700cc   白ワイン:50cc
生クリーム:200cc

作り方


1.ニンジン、玉葱、セロリを細切りにする。キノコ類は石づきをとって、小房に分けたり、適宜切る。

2.お鍋を温めてバターを溶かし、ニンジン、玉葱、セロリ、一口大に切った鶏肉を入れてシンナリするまで炒める。
 
3.2に鶏肉、キノコ類を入れて、さらに炒め、白ワインを入れて香をつけ、ブイヨン(鶏がらでとったものか、キューブの固形スープを溶かしたも
の)を入れて中火にしてアクをとりながら20分ほど煮る。

4.味をみて、塩・コショウし、生クリームを入れてひと煮立ちで火を止める。

このままでも、温まる香リッチな美味しいスープの出来あがりですが、もうひと工夫するとさらに、ゴージャスに。

5.器にスープを入れて、卵黄を器の回りに塗り、10cm四方のパイ生地を延ばし上から器を包む。さらにパイ生地に卵黄を塗り、200度Cに温めたオーブ ンで15分ほど、焼き色をつける。


そうすると、丁度キノコの形のスープの出来上がり。熱々をてっぺんからサクッとスプーンで崩して、パイ生地も一緒に戴きます。これだけでも、お腹が結構一杯になります。
お夜食にも最適ですね。キノコ類は炒める時に、え!こんなにというぐらいに入れる方がコクが出て、美味しいです。ナメコを入れるのがミソで、これでトロミがついて丁度良い感じになります。
今でしたら、奮発して松茸も考えられますが、これは炭火で焼いて食べた方がやはり美味しいですよね。
急に寒くなってきましたので、温まるこの一品お試しください。

絵里子