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2001/12/3年齢重ねるとともに1年が短く感じる今日この頃・・・


もう師走ですね。最近は1年の経つのが本当に速いと思います。
この調子だとあっという間に、おばあさんに・・・てなことになりかねません。
11月は晴海トリトンスクエアに新しくオープンした第一生命ホールでオープニング「の」コンサートに出演しました。
あの辺りは昔父にご飯を食べに連れて行ってもらっていた懐かしの場所なのですが、すっかり雰囲気が変っていてびっくりしました。  
ホールは広いグランドロビーからエスカレーターで上がった所にあって、オーバル型のホールで、演奏者と聴衆が一体感を得られる作りなっています。レストラン街なども充実していて、アフターコンサートも楽しめるようです。
茂木大輔さんの指揮とお話で、クラシックのビギナーにもそうではない人にもとても好評なコンサートでした。
共演したトリトン管弦団の面々もコンマスの清水大貴さんをはじめ、皆様よく知っている方々で、楽しく演奏する事が出来ました。このホールでは来年3月16日にもプラハ室内管弦楽団との共演で未穂と弾けるので、今から楽しみです。


写真はロンカプを弾いた後、ホットしてマエストロ茂木大輔氏と。
久々に、一世を風靡した(!?)エスプリカルテットの面々と。4人揃ったのはナンと 4,5年ぶりかな。
12月はお陰様で早々に完売となったデュオ・プリマのデビューコンサートの他、いろいろ演奏会があるので、なかなか多忙です。
師も走るんだから、弟子が走るのは当たり前ですね.気を引き締めて、頑張りますので、応援して下さいね。

2001/11/8世界の子供達が平和で人間らしく暮らせる日が早く来ますように。

先月の更新時に心配していた世界情勢ですが、アフガニスタンではまだ戦闘が続いています。
世界人類皆平和に共存というのは、かくも難しいことなのですね。
戦争しか知らないといわれるアフガニスタンの子供達が平和で人間らしく暮らせる日が、早く来るように祈らずにはいられません。
 不穏な中、イタリアでのコンサートも無事大成功!で帰国しました。
リサイタルが行われた、北イタリアのボルツァーノへはミラノのマルペンサ空港からレンタカーで3時間余りで到着。山々に囲まれた、可愛い裕福な町で、すっかり魅了されました。コンサートは丘の上の1475年に出来たお城、SCHLOSS/CASTEL ENGLAR シュロス・エングラーで開催。
ここは1530年にクーエン(KUEN)侯爵が買い取り所有していたそうで、演奏をする広間は”リルケの部屋”と呼ばれ、持主の友達であった詩人リルケが滞在し詩作をしたことに由来しているのだそうです。丘を登って行くと、段々深い森に入って行き、忽然と現れる古城の雰囲気が際立っていて、クラシック音楽を演奏するには、ぴったりのシチュエーションのとても素適な所でした。1985年からはホテルとしても使用されているそうで、楽屋として使わせて戴いたお部屋も、内装は古く格式があるのですが、バスルームなどは近代的にリニューアルされていて使いやすく、次回は泊まってみたいなぁと思いました。
(次回があったらの話ですが・・・。好評につき、また呼んで頂けそうな気配ではありましたが・・・。)


リルケの部屋でのコンサート直後の興奮状態アドレナリンでまくりのピアニストSandro Leoneと私。

コンサート後のレセプション前、リラックスの二人。

パーフェクトなオーガナイズをして下さったNoriko Concert Managementの、女優サンみたいな素適なマダム Noriko Takeuchi Welponerさんとコンサート終演後のレセプションで祝杯を上げる私。 左はスタッフのDanila Oberrauchさん。

裕福な町Bolzanoのリッチな叔父様Dr.Umberto Russo氏と歓談中。打ち上げにDrakula Kellerという城砦に囲まれた穴倉のようなワインバーに連れて行ってくださり、とっても 美味しいワインと生ハム・サラミなど堪能しました。

Dr.の隣は譜めくりをして下さったChristian。一番右が
とっても愉快なAdaです。私に何度も年は幾つか?と聞くので、20代と答えたのでした。

 


シュロスエングラーの現在の所有者Graf(伯爵)Edith Kuenからお花を戴きました。


もっとゆっくりしていたかったのですが、3日後に三島でのメンコンの本番を控えていたので、残念ながらそうもいかず、夜8時からの本番、続くレセプション、その後の打ち上げでホテルに戻ったのは3時。
それから荷造りをして、二時間の仮眠をとった後、再びミラノに向けてドライブ、ミラノ市内を1時間だけ散策してドゥオーモを見て、機中の人となりました。


帰国してすぐの三島フィルとのメンデルスゾーンの協奏曲も、三石先生に助けられて、無事に終える事が出来ました。
それにしても、前日までの晴天が嘘のような凄い雨、雨で、やはり私は雨女?と自問自答した次第です。そうだとしたら、ご来場の皆様ごめんなさいでした。


指揮の三石精一先生と。
11月に入って、鎌倉在住の指揮者の榊原栄さんのパーティーでスーク室内合奏団と、
バッハのドッペルを未穂と二人で弾きました。
写真は榊原さんと、ご存知木村太郎氏と奥様、そして、葉山の日陰茶屋の角田さんと。
実は木村太郎さんは私のパソコンの師匠なのです。パーティーで偶然あってびっくり。
世の中狭いです。
今月は17日に第一生命ホールのオープニングで茂木大輔さん指揮で、オープニングに因んだ曲ばかりのコンサートがあります。
私はサン・サーンスの序奏とロンド・カプリチオーソを演奏します。茂木さんの博識且つユーモア溢れるガイドで進行される、とても楽しい演奏会になると思いますので、
皆様ぜひ、お出かけ下さいね。

2001/10/3テロの犠牲となった多くの方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
アイザック・スターン氏及びニューヨークのテロの犠牲となった多くの方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
9月11日夜、スペインに発つ支度をしながら、何気なく見ていたテレビに映された衝撃的な画面にショックを受けました。あのニューヨークでのテロ事件をリアルタイムで
見ていた人も多かったのではないでしょうか?
叔父が5月からニューヨークに勤務していて、いとこが丁度夏休みを利用して行っていました。
今は別の所に移っていますが、10数年前は世界貿易センターに会社があったのだそうです。 電話して無事を確認しましたが、結局その日は朝まで寝られず、一睡もしないで成田に行きました。
犯行を行った人々は、徹底的に取り締まられるべきですが、報復が報復を生むような、血で血を洗うような事態は、なんとか回避してもらいたいものです。第3次世界大戦にしないように、英知を集めて、テロを根絶し真に平和な世界の実現をなんとか目指したいですね。美しい地球をまだまだ残しておかなければ。 平和な社会の実現に音楽家としてできることを考えずにはいられません。
さて、実りの秋に突入!美食家には嬉しい季節の到来ですね。
ミュンヘンでの演奏会はマヌエラのパパの厳しい指導の甲斐あって、大好評 で終える事ができました。
演奏会の翌日、素適な森に散歩に行き、キノコ狩りをしましたが、収穫はなんと2本だけ。でもそのうちの1本は私が見つけたもので、しかもあのポルチーニだったのです!
見つけるのはなかなか難しいそうです。ちょっと鼻高々でした。
それを調理して美味しく戴きました。幸せ。戦争になったらこんな小さな幸せも追求することができなくなることでしょう。
9月は南スペインのマヌエラの別荘で、マヌパパのノータス氏のシゴキを受けつつ、楽しい時間を過ごすことができました。練習の合間にプールで泳いだり、日本に居ると落ち着かない日々ですが、スペインでは時間がゆっくり流れて、10日の滞在でしたが満喫しました。

(写真はマヌの別荘前愛犬のパブチャンと)

(写真はプールの水を飲むゲームが大好きなパブチャンと私。この遊びが大好きなパブチャンなので、もっともっととエンドレス)

(スペイン産ウニ、でも中身が少なくて、これ全部から取れたのはスプーン一杯ぐらい)

今月はイタリアのお城でのリサイタルがあり、その後すぐに三島でメンコンがあり、未穂とのデュオ曲もあり、小松亮太さんのリハもありで、超ハードスケジュールになりそうです。 戦争が始りませんようにと祈るばかり・・・。

2001/9/10虫の声が虫の息・・・。ちょっとシュールねぇ。
夏の終りって、なんだか寂しいですね。あっという間に涼しくなっちゃって、虫の声が虫の息・・・。
来週はヨーロッパに行きますので、あちらはもう秋かもしれません。
8月最終週は、仲良しのマヌエラが来日して、ちょっとだけ、楽しい夏休みを過ごすことができました。
9月のミュンヘンでの演奏会でご一緒させて戴くマヌエラのパパ、ワルター・ノータス氏はミュンヘン音大のチェロの先生で、日本の講習会で教える為に来日され、マヌもママと一緒にやってきたというわけ。
去年は一緒にヨットに乗ったり、いろいろ遊んだ思い出が。今年はお互いにあまり時間が無かったので、会う機会は短かったのですが、密度の濃い時間を楽しみました。
来週はスペインでヴァカンス&練習の後、ミュンヘンで演奏会。その後はまた帰国して、10月のイタリアでのリサイタル,10月28日三石精一さんとのメンコン、11月17日晴海に新しくできたトリトンスクエア内の第一生命ホールでの茂木大輔さんとの演奏会,12月13日従妹の未穂とのデュオ等のコンサートに向けて、練習漬けの日々の予定。
スペインで少しだけノンビリしてみたいなぁと思っています。まだ夏なの かな? 先日、未穂とデュオでの写真撮影をしました。3月、7月、10月と二人
で色々チャレンジの予定です。

なかなかイイ感じでしょ!

2001/8/9どこも、みんなも暑いんだなぁ・・・熱いよ!熱い。。。
暑中お見舞い申し上げます。とはいえ、7月のあの暑さが、今はちょっと小休止でしょうか。意外に凌ぎやすい今日この頃ですね。4月の箱根でのコンサートに来てくれてお友達になった、藤原基央君のBump of Chickenも出演するRockin Japan Festival.2001
が先日茨城のひたち海浜公園で行われました。お仕事の合間に夏のイベントとして、桐朋学園大学時代の友人ミッキーこと中原恭子ちゃんとウィーンから遊びに来ていた彼女のボーイフレンドのチョングン君と一緒に3人で行ってきました。野外のロックコンサートは始めてで、いろいろ面白かったです。
広い野外に設営された舞台も大きくて、入り口からそこまで到達するのが大変。この行きかえりだけで3人とも日焼けしました・・・。
集まって来るファンの皆様の熱気に倍増された暑さに、ミッキー&チョングンの感想もロックって熱いんだね(暑い?)とのことでした。
3ヶ月ぶりにお会いする基央くんも熱い舞台を繰り広げてくれて、感動。
チョングンも『彼の歌は素晴らしい!』と感激してました。
写真はライブ直後の良い汗かいた後の藤原基央君と私、Tシャツを戴きました。
舞台前で熱々のミッキー&チョングン。この二人の熱さには、私もアテラレどうしでした。

翌日は打って変わって、サントリーホールにクラシックを聴きに彼らと行きました。

写真はやはりお友達のチェロの大橋純子ちゃんとミッキーと私。サントリー前にて。この3人に従姉妹の未穂と4人で桐朋学園大学時代はクァルテットを組んでいました。懐かしいなぁ。


2001/7/10神戸、新潟、仙台と・・・バイオリンとともに東へ西への旅ガラス。。。

梅雨明け宣言は無いものの、暑い日が続いていますね。
ブリュッセルでは久々の連日レッスン漬けの日々でしたが、ちょっと合間にロンドンに遊びに行ってきました。
すごく寒かったので、セーターを購入したら、翌日から快晴に・・・・。
ブリュッセルから戻って、すぐにガラコンサートのツアーで、神戸、新潟、仙台、長野,静岡と回ってきました。途中風邪をひいて体調を崩しましたが、最終のサントリーホールでのコンサートまでには、身体も元に戻り、色々なジャンルのアーティストとご一緒させて頂いた、忙しくも楽しいツアーは終了しました。


東京交響楽団の美人コンサートミストレスで華やかな大谷康子さん。統率力と気配りの素晴らしい方です.

桐朋の大先輩であり、日本の誇るチェリストの藤原真理さんと。今度自家製カレーをご馳走してくださるそうなので、とっても楽しみ!
ベテランギタリストの福田進一さんと。超ご多忙で、毎日東京に戻って次のコンサートの練習をしてはツアーの一行に戻ってらっしゃいました。後方には望郷のバラードでおな
じみの天満敦子さんのお顔が。魅力にあふれたお人柄です。
バンドネオン奏者の小松亮太さんと。同じ年代なのに1児の父とは尊敬。12月の彼のコンサートに出演させて頂けるそうで、今から楽しみです。

皆様第一線でご活躍の方々ばかり、教えて頂く事がたくさんあって有意義な旅でありました。


2001/6/45月は初のレコーディングに挑戦![緊張+楽しかった=放心状態]

まだ梅雨入り前だというのに、雨の多かった5月でした。
皆様の休暇中のゴールデンウィークは宮崎で国際室内楽音楽祭のお仕事でしたが、楽しい滞在でした。
徳永二男先生を始め、アイザック・スターンさん、ピンカス・ズッカーマンさん等錚々たるメンバーの皆様とご一緒なので、非常に緊張しつつも、去年もっと買っとけば良かったと後悔した、あの美味しい完熟マンゴーを、今年は沢山実家に送り、鎌倉に戻ってからも頂きました。満足満足。

徳永先生を囲んで、左から私,未穂、和加ちゃん。

ホルンの山本真さんを囲んで、左からヴィオラの
友美ちゃん、私、オーボエの森枝
(彼女のお皿にはマンゴーが満載)

月末は初のレコーディングに挑戦。ピアノの野平一郎先生とチェロの林俊昭先生とのベートーベンのトリオで、これまた緊張。でも二人の素晴しい音楽家とご一緒させていただけて、楽しかったです。2日間だったのですが、2日目は「え,もう終わっちゃうの?」と思ってしまいました。


レコーディング中

収録後のモニター中

一日目の夜は「専属マッサージ師さん求む!!!!」と強く思いましたが・・・・。
今は放心状態で、グッタリしているところですが、もうすぐブリュッセルに戻ります。久々のレッスンが楽しみです。


2001/5/2すばらしい曲に音楽のジャンルは関係ないのだぁ!

春爛漫の桜の季節も終わり、酷かった花粉症も終焉に近づきました。
爽やかな若葉は目に優しくて、外で一日ぼーっとしていたいような気分になりますね。
デュオハヤシとご一緒させて頂いたトリオの演奏会も,沢山のお客様にいらして頂き、
意欲的なプログラムでしたが無事に終える事ができました。
続いてゴールデンウィークの始りに箱根の新緑の中で開かれた、従姉妹の神谷未穂とのヴァイオリン・デュオ・コンサートは、ニッポン放送が後援してくださったので、スポット広告も流して頂き、様々なお客様がいらして下さいました。
リゾートの和やかな雰囲気と終演後のディナーを、聴いてくださったお客様とご一緒できるのも楽しい機会でした。

真剣にリハーサル中の未穂と私
右から藤原さん,住職さん、私、未穂と後ろは聴きに来てくれた
従姉妹(このいとこたちはヴァイオリンはやってません。)
左の写真はニッポン放送の吉田さんを囲んで終演後に、上の写真はツアー終了後の束の間のお休みを過ごす為に、たまたま箱根にいらしていた、いま人気急上昇中のロッククループのBUMP OF CHICKEN の藤原基央さんが、学校の先輩の住職の方とコンサートにいらして下さったので記念撮影させて頂いたものです。

ロック畑の人がクラシックを聞いて下さるなんて感激!!今絶好調に売れている『天体観測』を早速聞かせて頂きましたが、何回も聴いたことがありました、、、。
凄く良い曲です。従姉妹も私もファンになってしまいました。皆様もぜひ聞いみて下さいね。

明日から宮崎国際室内楽音楽祭に参加します。また、アイザック・スターンさん、
ピンカス・ズッカーマンさん、徳永二男先生等大先輩からいろいろ吸収しつつ、去年美味しかった完熟マンゴーも食したり、充実の日々を送る予定です。
皆様もどうぞ素適な連休をお過ごし下さい!


2001/3/31春だ♪桜だ♪地震だぁ、びっくり!

桜も開花して、全国的に春!ですね。春一番が運んできた杉花粉による花粉症と、
移動の多い3月だったためか、一度ひいた風邪がなかなか治らずに苦しめられましたが、桜色に染まった日本の春は心和みます。
ブリュッセルはコンサートと連日のレッスンを終えて帰国する頃もまだまだ寒く、雪がちらついていましたが・・・。 帰国してすぐの大フィルクラブでのコンサート、続く和光市でのコンサートと,まだ身体は本調子ではなかったのですが、倒れられないという緊張感でかえって集中できました。

お客様の励ましも頂けて、終演後の充足感は何にも代えられない幸せです。
写真は佐々木祐子さんとの和光市民文化センターでのデュオコンサートの後に祐子さんのお父様が撮って下さったデジカメ写真です。
その後倉敷音楽祭に参加しましたが、リハーサルの最中にあの広島での大きな地震があってびっくりしました。日本全国何時大きな地震があってもおかしくない状況だそうですが、日頃の準備も大切なのでしょうね。
今後少し地震に対する心と備品の準備をした方が良さそうです。
4月は23日にトリオのコンサートと28日に箱根プリンスでの従姉妹とのヴァイオリン・デュオコンサートがあります。
これから、花々が次々に咲いていきますね。皆様もどうぞ、春を満喫しつつ、演奏会にも足を運んで頂ければ嬉しいです。

2001/3/5花粉症になんかに負けてられないぞ!ぐしゅぐしゅ・・・

2月のコンサートを終えて、ブリュセルに戻って来ました。
明日はコンサートがあるので、ノンビリしている暇はありません。日本は梅も満開となり、春の訪れが華やいで感じられましたが、それと一緒に花粉症の季節到来で、マスクやお薬を飲んで対応していました。それでも、鼻の痒さ、くしゃみがひどくて成田を発つ時も、風邪でもひいたかなーと言う状態でした。
でもどうやら、やはり花粉症だったようで、ブリュッセルでは、花粉症があまり出ることなく、苦しまずにすんでいますが、雪もちらつくなどまだまだ寒くて、春はいづこに・・・といった感じです。飛行機もこの時期は空いていてゆっくりできで助かりました。
2月の日本滞在での最後の演奏会は女性ばかり6人のEnsemble sur l'Angeのサロンコンサート。オーボエの森枝繭子、ヴァイオリンの松崎素子、ビオラの安藤裕子、篠崎友美、チェロの大橋純子と私が意欲的なプログラムに挑戦しました。

皆其々忙しいメンバーなので、練習日程を組むのが大変でしたが、気の合った仲間とのアンサンブルはとても楽しかったです。アンコールにN響首席オーボエの茂木大輔さんが、この日の為に特に作曲して下さった冗談音楽が最高で、会場大受けでした。さすが、天才オーボエ、指揮者、作曲家!!!Ensemble sur l'Angeはアンサンブルシュランズと発音します。天使についてという意味ですが、なぜその名がついたかという事はご想像にお任せします。

さて、演奏会、オイストラフ先生のレッスンを受けると、また日本舞い戻り、翌日大阪でのコンサートがあります。体調整えなきゃ。そして、3月16日に和光市民文化センターでピアノの佐々木祐子さんとのデュオコンサートがあります。開演19:00、予約の場合は1200円(当日1500円)だそうですので、ぜひお出かけ下さい。
プログラムはサンサーンス:ヴァイオリンソナタ、マスネ:タイスの瞑想曲、ラヴェル:ツィガーヌ、ショパン:別れの曲、軍隊ポロネーズ等です。ご予約は048−468−7771へ。急げ!!!


2001/2/1「みなしごハッチ」か「ハチのムサシ」かは定かでないが・・・
皆さんお元気ですか。
東京は雪が何度も降ったり寒い日が続いてましたね。
ブリュッセルも一時は−5度まで下がり,寒がりな私には厳しい日が続 いてましたが、ここの所暖かい日が続いていて、気分も明るかったのです。が、空気の入れ替えをと思って 窓を開けたのが全ての間違い。その日珍しく超早起きをした私は,夕方、 案の定睡魔に襲われ 同じく早起きをしたルームメイトマヌエラと共に,お昼寝をしていたので す。
目覚まし時計がなったのでそれを止めて再び眠りに落ちようとするその時,私の左手に激痛が!!! しかし私は寝起きが悪いので有名。手がしびれるなあ〜と思いつつ負けずにそのまま寝ていたのですが、そこにブ〜〜〜〜ンという不穏な響きが。「ハチだ!!!」と思って素早く起きあがろうとしたのですが、実際は、そうもいかなかったようです。
その時下に寝ていたマヌエラ曰く、私がしばらくぶつぶつ独り言の後、「ハチに刺されたみたい〜〜.」 と弱々しく言うので、この季節に何を言いだすのか、寝言かと思ったそうです。
そしてやっと洗面所に行って毒を出そうと試みましたが,多分もう毒はとっくに体をめぐってたと思われます。
マヌエラがドイツのお医者さんから聞いたという、『刺された個所にせっけんを付ける法』を薦めるので, 本当かな〜と疑いつつそれを実践しました。あっという間に刺されたまわりが真っ赤になり,腕中に痺れが。怖くなってインターネットで「ハチに刺された時の対処法」を検索したら, 『スズメバチは刺されたあと、針が残りません。』と書いてあり,私の傷跡にも針が残っていなかったので、 スズメバチ!!スズメバチ!!と頭の中をスズメバチがブンブン駆けまわっていました。
明日,日本に帰るって言うのに(そう帰る前の日だったのです.)飛行機でショック死したら・・・。
などといやな方いやな方に考えは巡っていくのでした。
しかし,その夜,痛い腕をかばいつつ,新しく出来た日本食屋さんにみんなでご飯を食べに行き、ハチに刺されたーと言いつつ、日本酒を飲み,消毒といいつつ傷口に日本酒をつけてたら、次の日には治っていました。めでたしめでたし。ということはスズメバチではなかったんですかね?
でも相当大きかったんですよ.
ところで,この写真は去年のクリスマスのコンサートの打ち上げの様子です。
あれからもう1ヶ月も経ってしまいました.早いものですね。
ハチ禍にも負けず無事生還しましたので、再び精進しますので、コンサートにいらして下さい。


12月のブ−ニンさんと徳永先生とのクリスマスコンサートの打ち上げの 写真です。

2001/1/9皆様、新年明けましておめでとうございます。
20世紀の終わりと21世紀の黎明を体験できるなんてワクワク・・・
と思っていましたが、別に何の異変もなく、静かに時は流れて行きました 。
久しぶりに両親と一家3人で過ごした大晦日でした。
大好きなアンキモと白子、ふぐチリと日本酒で乾杯!!
年越しそばは新潟からの生そばでこれがまた美味しい。
北鎌倉の東慶寺で除夜の鐘をついて、荘厳な気分に浸りました。
新世紀は世界が平和で、また私の身の上にも良い事がありますように・・・。
年末はブーニンさんと徳永二男先生とのクリスマス・コンサートでバッハのブランデンブルグ協奏曲等を演奏しました。そして、元旦からコンサートがあり、5年振りに従姉妹のヴァイオリニスト神谷未穂とのデュオ復活で、(二人とも留学中だったので。)彼女の友人のチェリスト・エマニュエル君も一緒に4日の箱根まで楽しく演奏できました。
今年も様々な場面で、音楽の道を邁進していきたいと思っています。夏からは本帰国して日本での活動を重点に置きたいと思いますので、また演奏会に足を運んで戴けたら嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。


2000/12/520世紀もあとわずか!!

12月に日本で幾つかのコンサートがあるので、戻ってきました。
もう20世紀も余すところ1ヶ月、まさにドッグイヤーを実感する今日こ の頃です。
10月の終わりに、アムステルダムに行く途中で、私の大事なデジカメをすられてしまいました・・・。
カバンに入っていた唯一の金目のものを盗って行くとはさすがプロ。と思わず感心してしまいました.
ヨーロッパからもっと画像を送るつもりだったのに大ショック!
悪い事はこれで打ち止めにして、良き21世紀を迎えたいものです。
これからは、クリスマスシーズンで浮かれがちですが、
日本も最近は危険が多そうですので,皆様ご注意くださいね。

2000/10/30味覚欲の秋は私のエネルギーの源!!

皆様、秋の味覚を楽しんでいらっしゃいますか?こちらベルギーでもジビエの季節を 迎えています。10月はシベりウスの協奏曲の準備で我ながらよく勉強しました。
演奏会前の3日間はVlaams Radio Orkestの本拠地Leuvenでリハーサルがあり、毎日電車で通ってちょっときつかったのですが、先日無事にフレミッシュ放送響との共演が終わり、今ホット一息ついているところです。
音楽院のホールはとても素敵な雰囲気のあるところですので、デジカメで撮影してみました。
もう一つのはレストランで仲良しの同居人マヌエラとのツーショットです。
学長始め皆様からコングラッチュレイションを頂き、晴れて魚介類、ジビエを食べに近くのレストランに行った時のものです。幸せそうでしょう?
牡蛎や鹿肉など堪能してきました。
これで鋭気を養って、12月の帰国までまた頑張りたいです。

2000/10/1夏の終わりと共にブリュッセルに戻ってきました。
帰ってきてすぐにベルリンへ,ベルリンフィルを聴きに行ってきました。
行きは寝台車で行きました。初めての経験だったのですが,思いのほか快適でした。
といっても時差ぼけなので,すぐに眠れただけなのかもしれませんが。

ベルリンフィルはさすがに素晴らしくて,感動しました。
一糸乱れぬ弦楽器の統一、管楽器群の音色の美しさ・…。

ヤナ−チェクのまったく知らない曲だったのですが一瞬足りとも退屈しませんでした。
それにしてもベルリンは寒かった!!!
さすが中央ヨーロッパ。ブリュッセルに帰ってきてあまりに暖かいので,驚きました。
しかしそういつまでも続かないのがここのお天気です。

2,3日前から急激に寒くなって,このまま冬に突入の予感です。
日本もですが,ここも秋はおいしい食べ物がいっぱいです。
今はムール,牡蛎などの海の幸,ジビエ(野禽類)、きのこなどの山の幸が楽しめます。
早速私もムールを食べに行きました。

10月の終わりにここブリュッセルでシベリウスのコンチェルト演奏するので、この一ヶ月はそれに向けて,おいしいものを食べつつ頑張りたいと思います。


2000/9/1夏のすてきな想いで・・・
降ってくるような蝉時雨もだんだんフェードアウトして、いよいよ夏も終りに近づいてきたようです。 でも、3年振りの日本の夏はやはり暑かった!!皆様素敵な夏の思い出ができましたか?
私は良い体験が沢山出来ました。鹿児島のKTS室内オーケストラの演奏会では、団員の皆様、指揮者の武藤先生との素敵な出会いがありました。鹿児島をゆっくり堪能する時間は残念ながらありませんでしたが、音楽を創る真摯な意欲にあふれたオケのメンバーに触発された有意義な滞在となりました.
長野国際音楽フェスタでは、滞在していた小諸や上田の音楽村で、静かな環境で勉強でき、また恩師オイストラフ先生との共演では、緊張しつつも楽しく演奏できて幸せでした。

 

礒絵里子

滞在中、先生の長年のキャリアの中での色々なご経験からの興味深いお話が聞けました。.また後日ご披露できたらと思います.
音楽祭が終って聴きに来てくれたブリュッセルのルームメイトが私の実家にいっしょにやって来て、ヨットに乗ったり、ショッピングをしたり、プりクラ撮ったり(古い?)つかの間の夏休みを一緒に過ごすことも出来ました。9月中旬にはブリュッセルに戻り、リサイタルとコンチェルトの準備が待ってます。次の帰国は12月の予定です。
まだまだ暑い日が続いてますが、夏風邪などご注意下さいね。7月末にこれにやられてひどい目にあったので・・・

2000/7/31長野国際音楽フェスタ in UEDA 2000
7月7日の七夕コンサートには,台風の影響で大雨のなかを沢山の方にいらして頂き有難うございました。イタマール君との共演は刺激を受けて,とても楽しかったです。
また一緒にやろうねと言ってくれたので,実現出来たらいいなと思っています。

このところコンサートのたびに雨になるのは,私が雨女なのでしょうか?
翌日の8日にブリュッセルに戻り,その翌日にオランダに行きまして,コンサートと講習会を受けて帰国しました。
ヨーロッパはセーターの上にコートが必要なくらいでしたが,日本は夏本番といった感じですね。
8月13日に鹿児島県文化センターで午後5時半からブルッフのヴァイオリン協奏曲を演奏します。
また14日から長野県上田で開かれる《長野国際音楽フェスタ in UEDA 2000》に、恩師のオイストラフ先生が講師として来日されることになり、私も参加して20日午後3時から上田市文化会館で行われるグランドコンサートで,先生とバッハのドッペルコンチェルトを 共演させていただくことになりました。

お問い合わせ:
KTS鹿児島テレビ事業部◆TEL:099-285-8812
8月13日のコンサートは “KTS室内オーケストラ第16回定期演奏会”
鹿児島県文化センター 17:00開場  17:30開演

長野国際音楽フェスタ音楽村事務局◆TEL:0268-42-3236
東京事務局◆TEL:03-3350-1224

 

さらう曲が多くて忙しいですが,充実した夏になりそうです。
お暑いですが皆様も良い夏休みをお過ごし下さい。


2000/6/30「新日鉄コンサート」のお礼と「七夕コンサートのお知らせ」

5月半ばに帰国してすでに1ヶ月以上が過ぎてしまいました.
梅雨の日本は久し振りで、露を含んだ紫陽花の美しさに感動しつつもそろそろからりと晴れ渡った空も見たいような….

6月13日の紀尾井ホールでの新日鉄コンサートも大勢のお客様が雨の中いらしてくださり、温かい声援を頂き、本当に嬉しかったです.
開場と共に外の湿気が一挙に入ってきて、一曲目の響きがリハーサルとあまりに違い、ちょっと乗りきれなかったのですが、後半は集中して自分の思いを音楽に託せたような気がします.
ひとつひとつのコンサートに反省点も新たになりますが、また次はこんな風に・・・・
といった意欲も湧いてきて、いらして下さる皆様に育てられ、これからも成長していけたらと思っています。

放送は7月23日(日)と30日(日)両日とも午後10時30分〜11時までの30分 ニッポン放送公開録音 「新日鉄コンサート」です。

次回は7月7日カザルスホールにてピアノ、チェロとのコンサートがあります.
ピアノのイタマール・ゴランさんは本当に素晴らしくて、ブリュッセルでシュロモ・ミンツとのデュオコンサートを聴いた私はすっかり魅了されてしまいました.
今回共演できるのをとても楽しみにしています。休憩時にはワインとカナッペのサービスもあるそうですので、七夕さまの一夜をカザルスホールで、というのはいかがでしょうか?
お申し込みはカザルスホールチケットセンター03−3291−2525、
または葡萄の木・ブルーベリー企画0120−74−1173までだそうです。
[詳細/チラシ]


2000/4/14「新日鉄コンサート」公開録音「800名様ご招待」のお知らせです。

ニッポン放送「新日鉄コンサート」公開録音 プロミシングアーティストシリーズ ♯87
「礒 絵里子ヴァイオリン リサイタル」
6月13日(火)紀尾井ホール(ピアノ 佐々木京子)
                            

2000/4/12はじめまして!礒 絵里子《いそ えりこ》です。
ベルギーのブリュッセルに1996年秋から留学して、今年で4年目を迎えました。
1998年10月から、パソコンに目覚めた私が、AOLの協力で、Home PCというパソコン雑誌にその年の12月から【ブリュッセル便り】の連載を始めて、1年数ヶ月。いつか、自分でホームページを開こうと志を立てていたのですが、ヴァイオリンの勉強やコンサートで忙しく、何時の間にか時が流れ、なかなか実行に移せませんでした。
ブリュッセル便りの、そんな私のボヤキを読んで下さったファンの方が、ホームページ開設を申し出てくださり、思ったより早くオフィシャルサイトを開設することができました。Home PCの出版をしてるディジットさんのご協力により、【ブリュッセル便り】のバックナンバーも、ネット上で読んで頂けるようになりました。
まだまだ、生まれたばかりのサイトで、内容は少ないですが、これからみなさまの貴重なご意見を頂き、一緒に育てていきたいと思っております。 ご提案などドンドンお寄せ頂けたら嬉しいです。
そして、ヴァイオリニスト礒絵里子の名前と音色を、一人でも多 くの方に知って頂きたいと思っています。これからもどうぞよろしく!